【私の“ココデトモル”】淡路島と尼崎の二拠点生活。暮らしからみえてきた、新しいわたし。(しげりこ)

 

淡路島とわたし

大学の時からの友人が淡路島に移住したことと、お世話になった知人から島で活動する方を紹介いただいたことのタイミングが重なり、2年前に淡路島を訪れました。それ以来、2か月に1度くらいのペースで淡路島に遊びに行くようになり、どんどん「自然」や「人」に惹かれていき、直観的に「ここに住んでみたい」と思いました。

 

でも、今の仕事は好きで、このまま続けたい。どうしたら淡路島で暮らしていけるのだろう。周りの方にも相談する中で、まずは会社の上司に自分の気持ちを伝えてみようと思い、2023年6月に「淡路島で暮らしながら、働いてみたい」と話をしました。

 

すぐには実現しないだろうと思っていたのですが、ちょうど「地域活性化起業人」という枠組みがあり、今の会社に勤めながら、月の半分を淡路島で暮らし、地域活性化のために活動していけるとのこと。会社の上司から「本当に行く?大丈夫?」と心配もありましたが、「もちろんです!」と二つ返事で答え、淡路島行きが決まりました。こうした機会を創ってくれた会社やその周りの関係者には、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

どんなところに住もうかと考えたとき、やっぱりシェアハウスだなと思いました。というのも、わたしは4年間ほど、尼崎にあるシェアハウスに住んでおり、これまでその暮らしに支えられてきました。特に、コロナ禍でリモートワークが続いていたとき、仕事ではオンライン上で話をすることばかりでしたが、暮らしの中では、いつも傍に人が居る安心感がありました。オフィスに出勤するようになってからも、家に帰ればみんなでご飯を作ったり、今日のできごとを話し合ったりと、あたたかさが待っていました。そんな環境を淡路島でも大切にしたくて、シェアハウスに住みたいと感じていました。

ココデトモルの暮らし

そんなとき、ココデトモル運営のたかべホームズの社員さんと出会い、「これからシェアハウスができるんだけど住みませんか?」と声をかけてもらったのです。こんなことあるんだと驚きつつ、すんなりとココデトモルのシェアハウス「このか」で暮らすことが決まりました。

その時点ではまだ建築中だったのですが、2023年8月にシェアハウスが完成し、11月から住みはじめました。ココデトモルの醍醐味は、普段は交わらないような人たちと出会えること。それは一緒に住んでいるシェアメイトもそうですし、ときどきシェアメイトと繋がりのある方が家に遊びに来てくれたりもするので、それも含めて面白いなと思います。普段は穏やかに暮らす「このか」ですが、人との出会いも好きな人は、ココデトモルの暮らしに向いているのではないでしょうか。

 

尼崎と淡路島の二拠点生活

二拠点生活をしていて思うのは、尼崎のシェアハウスと、淡路島のこのかにはまったく違う色があるということ。同じシェアハウスでも、その土地や空気感、一緒に住む人によってどんな暮らしになるのかは大きく異なります。

 

尼崎のシェアハウスは、どちらかというと賑やかな感じ。誰かが家に泊まっていたりと、新しい人との出会いも多いですし、一緒に暮らす人との距離も近いような気がします。

 

一方で、淡路島のこのかは、家の香りや流れる空気感からも、帰ってくると癒されたり、ほっとしたりする感じがするのです。シェアハウスではありますが、それぞれの時間を過ごしていることも多く、その雰囲気に心地よさを感じています。朝に読書をしている人や、自然を味わいに出かける人、他にもコーヒーの焙煎や瞑想など・・・そんな暮らし方をしているシェアメイトと過ごすことで、「自分と向き合う時間って大切だな」「どんな過ごし方をしたら自分が元気でいれるかな」とこれまで以上に考えるようにもなりました。

 

シェアハウスのリビングでは、会話することもあれば、無言で過ごすこともある。常に多くの言葉を交わすわけではなくとも、お互いに影響し合っている、という確かな感覚があります。

大切にしていること

暮らしの中でそれぞれに、「大切にしていること」があるとよく感じます。個性的な人たちが揃っていて、結構みんなマイペースなのですが(笑)、だからと言って空気感がばらけているわけではなく、まるくまとまっている感じがするのです。それはきっと、一人ひとりが自分のこだわりや譲れないことを持ちながらも、人に対する寛容さも大切にするという側面をもっているからだと思います。

 

また、私が「大切にしていること」の中に、お互いに「シェア」をするということがあります。それは食べ物などのカタチあるものに限らず、今日の出来事や、今の感情を話すことも「シェア」で、その時の感情を人と分かち合えることは、すごく豊かなことだと思うのです。だからこそいつも、相手のことも知りたいし、自分のことも話したい。自分からよく声をかけるようにしていますが、うるさくなりすぎないように気をつけます(笑)

 

ココデトモルのここが好き

尼崎から淡路島に移動するときは、三宮発のバスで夜に帰ってくることも多く、バス停からの帰り道はいつも空を見上げます。

家までの道のりはたった10分間ですが、夜空を眺めながら「今日も帰ってきたな」「やっぱり良いな」と確かめていく大好きな時間です。そうして歩みを進めていくと、おれんじ色に、このかの明かりが灯っているのが見えてきます。それは誰かがリビングにいるという証でもあるので、「誰かまだ起きているんだな」と、ぽっとあたたかい気持ちになるのです。

そして、このかの玄関をがらっと開けて、自分から発する「ただいま」という声は、穏やかで、落ちついていることが多いなと思います。尼崎のシェアハウスでは「ただいまー!」という感じが多いので、暮らしによって引き出される自分が違うのも、2つのシェアハウスで過ごす面白さだなと思います。このかに住んでまだ半年ほどですが、これからもシェアメイトと一緒に暮らしを味わっていきたいです。

このかで暮らすしげりこのインタビューをお届けしました。このかは現在、1部屋空きがあります。(6月15日〜入居可能/6月15日時点)気になる方はページ下部の「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください。