私の“ココデトモル”「地域の工務店の新しい挑戦」(大森宗典)

 

はじめまして、社長のむねさんです。

はじめまして、たかべホームズ代表取締役の大森と申します。下の名前が宗典(むねのり)なので、ぜひむねさんと呼んでください。生まれも育ちも淡路島で、二児の父です。建築の専門学校を卒業した後、家業を継ぐ形でたかべホームズに入社しました。

長年一戸建て事業をメインに進めていましたが、このシェアハウス事業が新しい“住まいのあり方”を形作ってくれることを非常にワクワクしています。

吉野桧にこだわる家づくり

たかべホームズでは、国産の吉野桧(ヒノキ)を使った家づくりにこだわっています。木の肌触り、匂い、ちょっとした色味の違い。そういった住んでみないと分からない細部にこだわる中で、これまで多くのお客様から「たかべさんにお願いして良かった」と好評をいただき、地域で愛される工務店へと一歩ずつ成長してきました。

しかし昨今のウッドショック等により原材料や建材は高騰。一戸建て住宅を購入するハードルは高まり、これからは一戸建てだけではお客さんのニーズに答えていけないのではないかという課題感がありました。そんな中、新たにシェアハウスを作ることで、たかべホームズが作る家での暮らしを手軽に“体感”できるのではないかと思い、シェアハウス事業を進めることにしました。

新たに見えてきた“工務店のあり方”

このシェアハウス事業は、世良田くんと田尾さんの2名を中心に、ほぼ若手メンバーに任せています。若手メンバーは「入居する方が淡路島で自分らしい生き方・働き方を見つけるにはどうすれば良いのか?」という問いに向き合い、ソフト面も含めてシェアハウスを設計してくれています。

これまで私は既存の工務店として「家の価値」というハード面の提供のみを考えていましたが、家の中に留まらない外部とのつながりやコミュニティの形成などといった「暮らしの価値」を提供するという、新たな工務店の可能性を感じつつあります。

シェアハウスが提供する生き方・働き方

あくまでも個人的な思いですが、このシェアハウスには都会の生活に疲れた人、ちょっと田舎で休憩してみたい人にぜひ来ていただきたいと思っています。

私の友人にも、東京で管理職に勤める中で日々のルーティンワークや、付き合いの飲み会に疲れ切っている人がいます。その生き方を否定するわけではないのですが、シェアハウスでの暮らしを通して、こんな生き方・働き方もあるんだよと、その人が新しい一歩を踏み出すきっかけになってくれたら嬉しいです。